魅力・快適技術
ユーザーにとって
魅力的で快適な移動空間の創造を
目指して
車に乗る人の立場で、「操作しやすい」「心地よい」と感じられる多機能技術が求められています。
KASAIはユーザーニーズの研究から生まれる新たなアイデア提案と、それを具現化する以下の多機能技術により、
完成車の商品価値向上に取り組んでいます。
魅力・快適技術
音振技術
快適なドライブのためには、エンジン音・風切音・他の車両の走行音など、様々な騒音・振動が車室内へ侵入することを抑えることが必要です。(音振:音振動の略)
KASAIは最先端の音振計測設備を導入し、インシュレーターなど遮音素材・製品の開発に取り組んでいます。
軽量廉価高性能ダッシュインシュレーター
単層フェルトをフェルト表面高密度成形加工により、2層(高密度/低密度)構造化することで、重量低減と性能向上を実現したダッシュインシュレーターです。
加飾技術
上質な室内や、高級感を演出するためには、本木目・金属・ピアノブラック・シルバー塗装などの内装加飾は欠かせないアイテムです。
KASAIは、フィルムインサート成形他、常に新しい加飾技術の開発に取り組んでいます。
フィルム加飾成形
フィルムインサート成形は文字やデザインを印刷した加飾フィルムを射出成形金型にインサートして成形し、立体的な形状に加工する技術です。
印刷したフィルムを使用するため、光沢・艶消しなどの表面加飾のバリエーションが自由で、特に深絞り製品の加飾に対応できる特徴があります。
1STEP成形工法 縫製加飾ヘッドライニング
縫製加飾を行っている従来のヘッドライニングでは、縫製糸切れ、ミシン部からの表皮切れ等の問題から基材成形と縫製した表皮の貼付けを別々に行う、「2STEP成形」を行っています。当社では独自の技術開発により、基材と表皮を重ねて同時に成形する、「1STEP成形」が可能になりました。これにより、表皮構成の単純化や貼付けに低VOC※1接着材の使用が可能となり、軽量化と低VOC化を達成しました。また、縫製加飾を高い位置精度で行う技術の開発によりデザイナーの意図に沿った加飾が可能となりました。
Volatile Organic Compounds(揮発性有機化合物)
品質向上技術
自動車室内の品質感を向上させるために、射出成形へのCAE解析の使用など個々の部品に対する生産技術の改善に加えて、部品間相互の合わせ、耐傷付き性能を向上させるための材料開発など、品質向上技術の開発に取り組んでいます。
照明技術
自動車室内の天井やドアトリムなどへのイルミネーションの採用は大きな市場のトレンドです。
KASAIは、最先端の光学シミュレーションを導入し、点・線光源から面光源に至る光の演出を企画・開発・提案しています。
LEDマップランプ
LEDランプモジュールの共通使用化によるコスト低減を実現した室内マップランプの開発。現在多くの車両に共用で搭載されています。
光学シミュレーション
自動車室内照明の開発に向けて、当社ではいち早く光学シミュレーションを導入しました。
照明及び光加飾の開発初期段階から、早期のデザイン決定・設計フィードバック・部品試作前のレビューに対する、解析・見映え評価・光学設計などに効果的に活用しています。
光学設計・解析
見栄え・感性評価
新機能開発
自動車内装部品の工法、材料開発と併せて、ユーザーの潜在ニーズを先取りした新たな付加価値を生む機能開発に取り組んでいます。
多機能ラゲッジシステム
ラゲッジ回りの利便性向上のため、ショッピングやレジャーなど、ユーザーの使用シーンに合わせて、積載物を最適に収納できるように形態を可変できる、多機能ラゲッジシステムを企画・開発・提案しています。