ACTIONS IN THE OFFICE
オフィスでの取り組み
省エネ設備・システムを
積極的に導入した
KASAIの技術新棟
快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物です。
オフィスでの取り組み
ZEB(Net Zero Energy Building)
2017年度ZEB認証を取得 <技術新棟>
創立70周年の記念事業の一環として、省エネ設備・システムを積極的に導入した新しい「技術新棟」を建設しました。 本社地区に建設した技術新棟は、一次エネルギー消費量59%削減を実現し、経済産業省よりZEB(Net Zero Energy Building)として認定を受けました。併せて、神奈川県からも県内第一号のZEBとしての認定を受けております。
建物概要
敷地面積 | 38,841.04㎡ | 構造 | 鉄骨造 |
---|---|---|---|
建設面積 | 2,063.92㎡ | 階数 | 地上7階 |
延べ面積 | 12,725.58㎡ | 建物用途 | 事務所 |
省エネ設備・システム
太陽光発電
クリーンなエネルギーである太陽の光エネルギーを電気に変換する太陽光発電システムは、構造的にシンプルであるためメンテナンスや管理が容易な発電システムです。
システム概要
- パネル容量:120.34kW
- パネル枚数:368枚
- パネル勾配:5°
断熱性能向上(屋根・外壁)
屋根及び外壁を高断熱仕様にすることで、熱の流出入を抑えることができ、建物の熱負荷抑制に寄与しています。
Low-Eガラス
室内の熱を屋外に逃がさない断熱性を持ちながら、太陽の日射熱の流入を遮断すること、空調負荷の削減を図ります。また、ガラスを透過する紫外線を防ぐので、人や什器に与えるダメージを軽減します。
自然換気システム
2階食堂に自然換気システムを導入しています。冷涼な外気を積極的に建物内に取り入れ自然通風を行うことで、中間期の冷房負荷低減を図ります。
排煙窓の開閉は制御プログラムにより、室内温度・外気温度・外気風速・降雨に応じて自動で行います。また、空調との連動により最適な省エネ運転を実現します。
排煙窓の開閉は制御プログラムにより、室内温度・外気温度・外気風速・降雨に応じて自動で行います。また、空調との連動により最適な省エネ運転を実現します。
BEMS
施設内で利用されるエネルギーや発電量を計測・モニタリングを行うことで、使用量の把握を行います。また、照明や空調機をデマンド制御し、最大デマンドの抑制を図ります。
エネルギー使用量の計測
デマンド制御
高効率給湯器(業務用エコキュート)
大気中の熱エネルギーをヒートポンプの取り込み、圧縮して高温化させ、その熱を水に伝えてお湯をつくるエコキュートは、自然エネルギーを利用した地球にやさしい給湯システムです。
エコキュート
LED照明(昼光調光制御)
施設内の全ての照明器具に消費電力・発熱量が少ないLEDを採用することで、照明の消費電力削減・冷房負荷の低減を図っています。
昼光制御
太陽光が取入可能な部分には太陽光(昼光)量を測定し、自動で照明器具の明るさを調整する昼光センサーを導入しています。必要照度を確保しながら、省エネに貢献しています。
スケジュール制御
執務室の照明はあらかじめ設定された時刻に自動で点灯・消灯するスケジュール制御を行い、省電力化を図っています。
デシカント外調機 / 高効率空調機(氷蓄熱)
デシカント空調
温度と湿度を別々に制御することにより、ジメジメとした不快感や冷やし過ぎによる無駄なエネルギーを抑えることができます。デシカント空調は快適性と省エネを両立した空調方式です。
氷蓄熱空調
執務室の空調は夜間に蓄熱を行い、昼間にその熱を利用して空調を行う、氷蓄熱空調を採用しています。電力負荷の平準化、契約容量の低減に貢献します。
置換換気空調システム
上下に温度差の成層をつくって空調・換気を行う置換換気空調システムを厨房に導入しています。調理により発生した熱を少ない換気量で除去することができるので、快適性を確保しながら空調負荷低減を実現しています。