Business Strategy
I: ティア1サプライヤーの頂点へ
II: 湘南発世界へ
III: 次代に向かう経営スタンスと人材育成
ティア1サプライヤーの頂点へ
KASAIの製品ラインナップとカーインテリアの未来が描かれる
●カーインテリアのトータル・サプライヤー
 KASAIの供給するカーインテリア部品は、自動車の中でも人が直接触れる部分であり、視覚・触覚・嗅覚を通して、ドライバーはもとより同乗者の心理に大きく影響を与える大切なパーツです。そのためKASAIでは、デザイン・技術開発・品質管理に力を注ぎ、時代のトレンドを見極め、求められる最高水準の品質と生産体制で、自動車メーカーのニーズに応えてきました。

  KASAIの事業領域は、大きく分けて4つの分野に集約されます。快適な空間を演出するドアトリムやサンバイザーをはじめとした「キャビンインテリア」、近年ワゴンやSUVで注目を浴び、品質の向上が著しい「ラゲージ、トランク」、ダッシュインシュレーターなどの「防音部品」、エンジンアンダカバーなどの「車体部品」の4分野です。

  中でも、主力製品である“ドアトリム”は、マーケットシェア国内NO.1を確保。国内トップクラスの実績と実力を持ったカーインテリアのトータル・サプライヤーとして、そのポジションは揺るぎのないものとなっています。
モジュール化されたドアトリム●ティア1サプライヤーとしての確立
 現在KASAI は、“モジュール/システム・サプライヤー”という新たなビジョンに向けた進化を開始しています。“モジュール/システム化”とは、車の視点から複数の部品を統合して新たな機能・付加価値の創造をし、低コストの製品をつくることですが、それは単にパーツを組み合わせることではなく、開発レベルまで踏み込んだ機能的統合型のシステム的な展開でもあるといえます。

  この流れの先には、自動車メーカーは基本設計や次世代の技術開発に経営資源を集中、開発設計から生産までのモノづくりの実際は、部品メーカーの守備範囲となることが予想されます。KASAIの製品ラインナップつまり、クルマの新しい付加価値の創造が部品メーカーに託されることになるわけです。

  KASAI は、国内では競合他社に先駆けて新たな枠組みに取り組んできました。これを推し進めることで、モジュール/システムの取りまとめ企業に位置する“ティア1”(※)サプライヤーとしての確立。“協力企業”という枠内にとどまらない果敢な展開で、クルマの開発そのものに深くコミットしていく考えです。

*ティア1
 
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