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平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
去る3月11日に発生した東日本大震災により被災されました皆様方に謹んで心よりお見舞い申し上げます。
当連結会計年度における世界経済は、北アフリカ、中東での政情不安などの懸念される要因はあったものの、各国政府の景気刺激策もあり、北米経済が回復軌道に乗ると共に、中国をはじめとした新興国経済が成長を維持したことから、総じて回復基調で推移いたしました。
また、当社グループの関連する自動車業界では、前述のような世界経済の影響を受け、国内・海外とも前年同期間に比べて、生産量が回復に向かいました。その中で、平成23年3月11日、東日本大震災が発生し、業界全体の回復基調に急ブレーキがかかっております。
このような環境の変化の中で当社グループは、グローバルな自動車内装部品メーカーとしての地位を確立すべく、品質の確保、生産性向上と原価低減活動の推進、製品開発力・技術力の強化を図り、海外を含む新規取引先への拡販を積極的に進めてまいりました。
今後の当社グループを取り巻く経営環境は、価格競争の激化や自動車生産拠点の新興国シフトによりグローバルな事業戦略の重要性が増していく事に加え、東日本大震災からの自動車産業界の復興も視野に入れ、大きく変化していくものと思われます。
このような環境において当社グループといたしましては、企業としての勝ち残りを図るとともに、長期ビジョンである「エクセレントカンパニーの確立」の理念のもと、グローバル市場での自動車内装部品専門メーカーとしての地位の確立を目指し、以下を中期的な課題に対する重点活動として取り組んでまいります。
@ お客様にご満足いただける品質の継続的な確保と新製品開発や工法の進化、新工法導入への取り組み。
A 設計開発、生産準備の活動及びグローバルな調達拡大によるコスト競争力の強化。
B 業務プロセス及び意思決定プロセスの迅速化等、スピード重視の経営。
C グローバルでの経営資源の最適配置及び人財育成の推進。
特に、環境への関心を背景とした軽量化・リサイクル可能素材への関心を見据えた軽量化技術の開発や自動車メーカーの車両開発期間短縮への対応・総合開発向上をめざした「KIS(Kasai
Innovation System : 製品設計から金型製作までの河西超短期開発システム)」の推進等々の施策を実施しております。
当社グループの連結売上高に占める海外売上高比率は、当連結会計年度で51.8%(前連結会計年度46.9%)であり、前期比で増加いたしました。今後も海外売上高比率は上昇する見込みのため、今後も販売先の多様化等に伴い、海外生産拠点を増設していく方針でおります。
株主の皆様におかれましては、今後ともなお一層のご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。
2011年7月
取締役社長兼社長執行役員
渡邊 邦幸 |